我々は法律に基づく国家資格である「不動産鑑定士」ですが、その認知度は低く 、不動産の価値を判定する高度専門家としてまだまだ社会における役割が十分果 たせていない表れだと考えています。
不動産は、私たちの個人の生活と企業の事 業活動にとって欠くことのできない基盤であり、私たちの幸福や社会の維持・発 展のために重要な要素でありますが、東日本大震災に見舞われた際に改めてそれを知ることとなりました。
また、近年いろんな面でグローバル化が進んでおりますが、それとともに、「不動産のあり方」も多様化 しています。不動産が証券化され、内外投資家の対象となるようになってきているのもその一つです。更に 、ＥＳＧ(環境 社会 ガバナンス)への配慮とともに、ＳＤＧs(持続可能な開発目標)が国際社会全体の課題 として共有されるようになり、REITやデベロッパーにおいても、気候変動のリスクと機会が財務上に与える 影響の開示について議論がなされるようになってきました。
我々は「不動産のあり方」の変化とともに多様 化する鑑定ニーズにお応えするため、４０年を超える鑑定・売買・仲介・コンサルティング等の経験を活かし、 客観的かつ公平な立場で不動産の鑑定評価と宅地建物取引業務を行うことにより、今後も地域ひいては社会に貢献することを 目指しています。